国内盤レビュー

経済の空洞化が進んで、これからの日本は超ヤバイ!!依然とした音楽界の慣習的な横並び意識、そして均質化に叛旗を揚げろ!

火曜日, 5月 30, 2006

坂田明 「ミジンコ 静かなる宇宙」

  • ミジンコ 静かなる宇宙(MIJINKO,A Silent Microcosm)

  • 知り合いのライヴにジャズ界の大物サックス奏者坂田明が出演する、ということでそれを観にいこうと思っているんですが、坂田明と言えば、なんといってもミジンコ研究者としてもその世界では有名です。
  • ミジンコ - Wikipedia
    なんとWikipediaにまでその名前が載っています。自身のHPにもdaphnia(ミジンコの学名)というミジンコ専門のページを設けていて、またミジンコに関係した著作も多数あります。上画像のDVD「ミジンコ 静かなる宇宙」ではミジンコ映像に自らの音楽を付けています(なんと現在のところ、坂田明の唯一のDVDがこのミジンコの作品)。学校でのミジンコに関した出張授業など、ミジンコを通した教育活動をこれまで行い、過去にはNHKの「課外授業」という番組にも出演しています。まさにミジンコジャズでできている人、という感じです。



    東京に来てから半年経って、最初は面白そうなライヴに行ったり、関心のあるシンポジウムに参加したり、アンティークだとかを買いに行ってみたり、ご近所のおいしいお店を制覇したり、いかにも"東京でできる”ことをやってたんですが、話の種になんかはなりますが、やるとどれもお金を使うんですよ。
    ミジンコの飼育
    これならお金も手間もかからなそうだし、趣味としてこんなにエネルギーを使わないもの他にありません。
    しかも坂田明のHPにあるミジンコのアイコン画像を見ていたら、なんだかとてもかわいいじゃないか。これは、はまる!!

    ただし、日本の総人口の何%かが、ミジンコ飼育を趣味にしたと仮定した場合、確実に失職する芸人が発生するでしょうし、日本のGNPが減少する可能性も心配され、あまり流行りすぎても日本のためには困るのではないかという気がします。チワワの人気が急降下している今、次にミジンコあたりが来て、みんなが「ミジンコ、かわいい~ん」とか言い出した日にはいろいろ大変です。


    今日の久しぶりの更新、このミジンコの記事を、先日お亡くなりになった米原万里さんに捧げます。