国内盤レビュー

経済の空洞化が進んで、これからの日本は超ヤバイ!!依然とした音楽界の慣習的な横並び意識、そして均質化に叛旗を揚げろ!

水曜日, 2月 09, 2005

受信料拒否対策に洋楽番組を用意したNHK

YOMIURI ON-LINE / 芸能・文化
NHK受信料、東大教授らが支払い凍結を通告 - asahi.com : 文化芸能
事前説明禁止まで/NHK受信料凍結/視聴者ら申し入れ
NHK番組改変問題、東大教授ら14人が究明求める声明 - asahi.com : 社会
「NHK受信料支払い停止運動の会」というものが発足したそうです(公式サイト)。東京大学の醍醐聰教授が呼びかけたこの会は単なる不払い運動ではないそうで、政治介入で改変されたという特集番組を地上波で再放送することや政治家への事前説明を禁じる規定を「NHK倫理・行動憲章」に明記すること、この2つの条件を満たすまで受信料を払わないように全国の視聴者に呼びかけるというものだそうです。ただし、この条件が全て満たされた際は、支払い停止期間中の受信料をさかのぼって支払うとされています。

なるほどこの会の運動は、もっともだと思いますね。特に政治家への事前説明はジャーナリストがする必要なんてないですよ。これはNHK幹部が会見で、「政治家への番組事前説明は通常業務」と説明したことへの抗議の意思表示なんだそうです。

NHKの方はと言えば、こんなことを。
NHKが受信料拒否対策に究極の洋楽番組 | Excite エキサイト : ニュース
50~90年代の全米チャートNO・1ヒット曲200曲の映像を集め、その放送権をクリアしたそうです。もちろん楽曲はすべてフルコーラス、ノーカットで紹介。これは見方を変えると、NHKがどれだけ金と力を持ってるかということですよね。大変なことです。

NHK関係者は「受信料の支払いを拒否しているのは若い世代より、40~60代が多い。そうした幅広い視聴者層にアピールするには、究極の洋楽番組しかないと判断した。」と話しているとか。確かにその世代はおそらくビートルズや学生運動を体験した世代も入っているし、確かに洋楽が青春時代の良い思い出になっているとは思います。しかし、NHKが洋楽をあてにして人気取りをしようという考えには、この世代も反発を感じるんじゃないでしょうか?

昨年末の冬ソナ完全版だって、好評には好評だったけど、結果NHKの評判自体が上がったわけではなかったですよね。NHKは向いてる方向がちょっとずれてます。そのずれっぷりの今後を、国内盤レビューは見詰めていきたい、そう思います。

参考ページ:
醍醐 聰さんから

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