国内盤レビュー

経済の空洞化が進んで、これからの日本は超ヤバイ!!依然とした音楽界の慣習的な横並び意識、そして均質化に叛旗を揚げろ!

土曜日, 12月 02, 2006

熱くほとばしる腰

以前「○○○は死ね」をキーワードにgoogleを検索する記事を書いてましたが、音楽のことを真剣に考えていたある夕方、「熱くほとばしる」をキーワードに検索して、そこから逆にイヴェントの企画を作れないかな、と思い付き、検索してみました。過去にあった熱いほとばしりを参考に、さらに熱いほとばしりを!

熱くほとばしる - Google 検索

出るわ出るわ。「熱くほとばしるエモーション」「熱くほとばしる魂」「熱くほとばしるジャズ・トリオ」「熱くほとばしる想い」「熱くほとばしるエネルギー」「熱くほとばしる青春のエナジー
熱くほとばしる宣伝文句がどくどくどくどく音立てて出てくるわ!!

いろんな熱くほとばしるが出てますね。しかし企画的に心を揺さぶるようなもの、または人に感動を与えられそうなもの、ぱっと見では見当たりません。

しかもページのランクが下の方を見ていくと、官能小説の文章内の「熱くほとばしる」が増えてきます。下半身の方から段々熱くほとばしる内容ですね。

熱くほとばしる!腰振り悶絶ナイト
なんてイヴェントはいかがでしょうか>イヴェンター各位青少年も腰は大切に。国内盤レビューは、ヒアルロン酸とプロテインと健康と美容を応援しています。

水曜日, 11月 01, 2006

ドラびでおの画像がYou tubeに

以前どらビデオ ~ドラムキットで動画再生 2.0の記事で取り上げた著作権侵害のシンボルとも言うべきドラびでおの映像がこれまた著作権なんかどこ吹く風のYou tubeにアップされてます。

あまりビデオとドラム・プレイのシンクロは感じさせませんが、普通のビデオ・マッシュアップとしても十分楽しめそうです。

金曜日, 9月 15, 2006

日本の未来をシブヤから創る

  • シブヤ大学 - SHIBUYA UNIVERSITY NETWORK -

    シブヤ大学、っつー大学がシブヤにできたそでございます。今月開校。ただし校舎があるわけでもなく、普通に認可された学校法人とかでもなくて、あくまで"大学ごっこ"ということなんです。しかし事務所が渋谷区の庁舎内にあり、時には国連大学、時には表参道ヒルズ、時には明治神宮、と様々な施設が利用できる点が違いますが。

    そんでNPO法人らしいんですが、発起人に連ねている名前は博報堂とか吉本興業に関わっている人たち。おそらく日本のエンターテイメント産業ともリンクした活動であるようです。講師として名前を連ねるのは音楽関係だとAFRAとかSaigenjiとかギャル社長藤田志穂とか。そういや、サイトもやけにきれいにできてます。協賛企業はタワーレコードと東京電力。そこら辺の芸術関係者が手弁当で始めちゃった市民活動とは明らかに違います(「地域に根付いた」とかが決まり文句の最近のトレンド)。


    学長の左京泰明氏は早稲田大学ラグビー部の主将を務めた体育会系で、住友商事に数年勤務した27歳。経歴だけみると、いかにも「真っ当な社会人」になるコースを歩んだというか、なんでこういう人がシブヤ大学なんてものを作ろうとしたんですかね。大人になってからも学ぶ場を作りたかったようですが、大人で首都圏に住んでるなら、別に渋谷じゃなくても色々場所はあるよね。

    そんなわけで「日本の未来をシブヤから創る」というミッションや「地域密着型の新しい生涯教育の仕組みを渋谷で実現する」という目標はいいと思うし、真っ当ではあるけれど、なんか健全すぎね?人選も少し渋いとこ行ってるし、ありきたりではないのですが、きれいにまっすぐに出来すぎている気がするのは僕だけでしょうか?こういうイヴェントにすんなり入っていける人って、マイルドすぎるというか、どうでしょうか。

    渋谷なら、学生が数年前に手弁当で渋谷の適当に書かれた落書きをきれいにして、その後渋谷区に許可とって壁にきちんとグラフィティ・アートを行う活動を始めたNPO法人KOMPOSITIONの方がずっと面白いです、ぐちゃぐちゃで。大体世界で行政に許可取ってグラフィティやってるグループなんて、日本の渋谷だけですよ、多分。

    ということで、今日の結論は
    これからの教育活動・市民活動は汚く
    でした。
  • 草の根、とかそういう純朴さでアピールする売り方はもう古いのです。これからは汚れにまみれる時代です。

    火曜日, 5月 30, 2006

    坂田明 「ミジンコ 静かなる宇宙」

  • ミジンコ 静かなる宇宙(MIJINKO,A Silent Microcosm)

  • 知り合いのライヴにジャズ界の大物サックス奏者坂田明が出演する、ということでそれを観にいこうと思っているんですが、坂田明と言えば、なんといってもミジンコ研究者としてもその世界では有名です。
  • ミジンコ - Wikipedia
    なんとWikipediaにまでその名前が載っています。自身のHPにもdaphnia(ミジンコの学名)というミジンコ専門のページを設けていて、またミジンコに関係した著作も多数あります。上画像のDVD「ミジンコ 静かなる宇宙」ではミジンコ映像に自らの音楽を付けています(なんと現在のところ、坂田明の唯一のDVDがこのミジンコの作品)。学校でのミジンコに関した出張授業など、ミジンコを通した教育活動をこれまで行い、過去にはNHKの「課外授業」という番組にも出演しています。まさにミジンコジャズでできている人、という感じです。



    東京に来てから半年経って、最初は面白そうなライヴに行ったり、関心のあるシンポジウムに参加したり、アンティークだとかを買いに行ってみたり、ご近所のおいしいお店を制覇したり、いかにも"東京でできる”ことをやってたんですが、話の種になんかはなりますが、やるとどれもお金を使うんですよ。
    ミジンコの飼育
    これならお金も手間もかからなそうだし、趣味としてこんなにエネルギーを使わないもの他にありません。
    しかも坂田明のHPにあるミジンコのアイコン画像を見ていたら、なんだかとてもかわいいじゃないか。これは、はまる!!

    ただし、日本の総人口の何%かが、ミジンコ飼育を趣味にしたと仮定した場合、確実に失職する芸人が発生するでしょうし、日本のGNPが減少する可能性も心配され、あまり流行りすぎても日本のためには困るのではないかという気がします。チワワの人気が急降下している今、次にミジンコあたりが来て、みんなが「ミジンコ、かわいい~ん」とか言い出した日にはいろいろ大変です。


    今日の久しぶりの更新、このミジンコの記事を、先日お亡くなりになった米原万里さんに捧げます。

  • 水曜日, 1月 11, 2006

    犬を抱えた人情派弁護士

    「浪漫(ゆめ) -さらば 昨日よ-」

    TVに出てる弁護士丸山和也さんがCDをリリースします。犬を寒さから守ってあげている、という一見すると人間的な温かみのようなものを感じさせるジャケット写真ですが、懐に入れてる犬が大きすぎる、と思うのは僕だけでしょうか。子犬ならともかく、こんなでかい犬じゃコートの内側に入りきらないし。

    ちなみにこの曲のコンセプト・プロデューサーは島田紳介。いわずもがな、行列の出来る法律相談所をあらぬ方向性で注目の的にした名司会者です。

    リンゴ齧られても、なんと言ったらいいか。

    参考リンク:
    丸山和也 - Wikipedia

    月曜日, 1月 02, 2006

    あけましておめでとう2006

    あけましておめでとうございます。国内盤レビューでございます。まだ、辛うじて続けておりますので、今年もよろしくおねがいします(まだ死人は出ていませんしね)。

    さて、年明けのこの季節、受験を控えた学生さんは受験勉強、そして大学・大学院を卒業される方は論文だの論文発表だのの準備で大変でしょうね。いやあ大変でしょうね。本当に大変でしょうね。

    そんな忙しい人こんなサイト見てないよ、って誰か言うかもしれないけれど、
    さあどうでしょう。


    年明けになってしまいましたが、2005年発表された作品を対象にした国内盤レビュー・アウォード2005の発表を3が日のうちには行いたいと思います。細木和子も日本は終わってるとかあんまりありがたくない情勢判断をしているわけですが、そんな中で国内盤レビューが贈る栄誉ある賞は一体誰の手に渡るのでしょうか。

    土曜日, 12月 24, 2005

    パクリに勝ち組と負け組はあるのか(B級SF風に)

    更新が滞って、いつもお久しぶりという感じで失礼しております。検索ワード12月のNo1はなんと
    ラッツアンドスター
    の国内盤レビューでございます。

  • Google 検索: 阿子島
    先日の記事で取り上げたラッツ&スター、じゃなくてレコード大賞審査委員長の阿子島氏が火事になった自宅で遺体で発見されたそうです。怪文書が出回ったり、失踪したとか言われていましたが、失火による火災である可能性が高いとか。

    しかしまだまだ31日まで何があるかわかりませんよね。

  • 中島みゆきをパクッて回収
    >>nikkansports.com > 芸能ニュース
    5月に発売された若手バンド「HIGHWAY61」のCD「サヨナラの名場面」がパクリ容疑で販売中止、だそうです。パクッた上に全然売れてなかったなんて、悲惨ですね。

    名曲をパクろうがパクるまいが、売り上げはプロモーション次第ということでしょうか。

  • ブロードバンドコンテンツの普及に向けた権利面の課題とは
    テレビ朝日編成制作局ライツ推進部長の高橋英夫氏の発言、
    >ブロードバンドという素晴らしいメディアが出来たのに、
    >どうしてそこで事業をしようとする方はテレビ番組に
    >頼ろうとするのか。
    >何百億円も出して放送局を買おうという
    >お金があるのなら、なぜそのお金を投じて自分でコンテンツを
    >作ろうとしないのか

    そうだそうだ。僕もおもしろいコンテンツが作れるデジタル・クリエイターに仕事を確保してあげたいよ。

  • 金曜日, 12月 16, 2005

    音楽業界の要人が失踪

  • 情報紙「ストレイ・ドッグ」(山岡俊介取材メモ): レコ大審査委員長の自宅全焼、行方不明は、辞任要求絡みか?
    音楽評論家でレコード大賞審査委員長の阿子島たけし氏が行方不明になっていて、しかも自宅が全焼したということでニュースになっています。阿子島たけし氏が金品を要求していたとする業界関係者による怪文書も出回っているそうで、これからの動向、要チェックです。
    今年の31日は熱くなりそうですね。

    しかし、あこぎにお金を要求して殺された、のが真相だとすると何だか随分単純な話ですね。

    Amazonで検索してみたら、阿子島たけし氏の著作が何点か出てきました。
  • 歌謡曲はどこへ行く?―流行歌と人々の暮らし・昭和二〇~四〇年

    氏は歌謡曲の将来を憂いていたようです。どこへ行く?って、貴方こそどこに?って感じですが、
    きっと阿子島さんは歌謡曲と同じ場所に行ってしまった
    のかもしれませんね。ありがとう阿子島氏。あなたのことは忘れない(少なくとも年内は)。