国内盤レビュー

経済の空洞化が進んで、これからの日本は超ヤバイ!!依然とした音楽界の慣習的な横並び意識、そして均質化に叛旗を揚げろ!

月曜日, 1月 10, 2005

Gi!nz


議員バンドがCD発売 骨髄バンク応援ソングも
ギインズは1997年5月に活動を開始。初ライブ前には、一部の党幹部から「国会開会中なのに不謹慎だ」との批判もあったが、すぐに認知され、今では引く手あまた。

今日紹介するのは、今話題になっている自民党の国会議員で構成されたバンドGi!nz。ギインズです。バンドは若い人だけがやるものではない、だからもちろんばりばり社会人おっさんがやってもおもしろければ全然OKですが、国会議員がやるとなると多少は話が変わってきます。林芳正(参院議員)松山まさじ(参院議員)浜田やすかず(前防衛副長官)おこのぎ八郎(経済産業副大臣)の4人で構成されるこのバンドは既に全国で30回以上ライブを重ね、アルバム「東京卒業」を2700枚売り、その収益金136万円をコソボ難民支援募金へ寄付。さらに今度発売する集大成的アルバム「Gi!nz」の収益の一部は、骨髄移植推進財団に寄付されるということ。

こうやって一部の自民党支持者だけでなく、音楽・エンターテイメント系のニュースにも取り上げられ、彼らの影響は今や無視できないものになりつつあります。音楽は政治のしたたかな宣伝手段であるのか、それとも音楽で訴えることができるから政治家も音楽をやるのか、どちらであるのか定かではありませんが。

試聴はこちらからできますが、サウンド的にはゴダイゴを思わせ、歌い回しなど気がつけばどの曲もゴダイゴです。メンバーの年齢も30~40歳とまさにその年代です。Gi!nzプロフィールによると、「ビートルズ・フェロー世代の国会議員達の運命的出会いから始まった」とのことで、オリジナリティはそれほどありませんが、ブリットポップとは渡り合えそうです

しかし国会議員が政治活動の片手間にやったにしては出来すぎですね。このバンドのバンマスである林芳正議員は、衆議院議員を父に持ち、東大、ハーバード大学大学院を卒業、父親の政策秘書をやって、その後参議院で当選、大蔵政務次官に就任、とおおよそ音楽やってる暇がどこにあったのか見当がつかないんですが、
そこは議員先生の息子
という感じでしょうか。また演奏時いつもサングラスをかけているギターの松山まさじ参院議員は高校時代バンド活動に熱中していて大学に行かなかった(40歳で改めて大学に入学)という人。

最近若者の安易なミュージシャン志向が問題になっていますが、なんのなんの。親のビートルズ世代だって、同じような道は辿って来たんじゃないでしょうか。今音楽をやっている私達も10年後20年後に政局を動かす存在になっている可能性はあるってことでしょうか。

参考ページ:
オフィシャルサイト(現在工事中)
Gi!nz(ギインズ)骨髄バンクチャリティーコンサート

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