Live8に行ってきた
Live8は普通の音楽フェスティバルと違い、チャリティや貧困問題の啓蒙や政治的なメッセージを音楽の世界から届けるといった目標があり、そのために世界8地域で同じにこういったイヴェントが行われたこと、芸能界やスポーツ界などの有名人がそれに賛同して参加したことなどは非常にポジティヴに捉えられるとは思います。
しかし正直に言います。今回のLive8はイヴェントとして、物足りなさを感じました。アフリカの貧困を救おうというメッセージは世界の問題としてずっとあったことで随分わかりやすいわけで、政治的な意趣を晴らそうという発想だと僕は思いました。
DREAMS COME TRUE・RIZE・Bjork・Def Tech・他 LIVE 8 JAPAN
>>goo ブロードバンドナビ
ここで当日のライヴのダイジェストとBjorkのインタビューが見られます。Bjorkはインタビューの中で「こういった『世界を変えよう』みたいなイヴェントは多少時代遅れではないのか?」という問いに対して「実はあまり世界はもう変われないんじゃないかと思ってるけど、このイヴェントが行われるというニュースを聞いて、少しでも希望を持てるようこのようなイヴェントはもっと行われた方がよいと思った」と答えています。
今回は東京での開催が告知されたのがイヴェントの1週間程度前。チケットの方もしっかりと捌けていなかったのではないか、おそらく準備している暇もあまりなかったのではないか、と思いながらも行ってみました。実際各アーティスト達もあらかじめ準備する時間もなかったのでしょう、彼らの演奏も手抜きではないもののお祝儀みたいなものだったように思えました。この日一番注目されていたアーティストはやはりBjorkでしたが、彼女も自分の代表曲だけ前回のツアーでやったメンバーでやっていたり、さほど準備しなくてもできるようなセットでした。ストリングス隊も今まではアイスランドのオクテットを連れてきていましたが、今回は日本人を使っていました。とにかくすぐにできる形を取ったんでしょうか。
どうせ日本人を使うなら、Dokakaでも使ってBjorkと2人きり変態アカペラ・ショーとかをやってもらいたかったんですが。そんなことしてる余地もなかったのかなあ・・・。
>>最後に続く
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