国内盤レビュー

経済の空洞化が進んで、これからの日本は超ヤバイ!!依然とした音楽界の慣習的な横並び意識、そして均質化に叛旗を揚げろ!

日曜日, 8月 21, 2005

どらビデオ ~ドラムキットで動画再生 

  • 世界が注目ミュージシャン一楽儀光さん

    >>サンデー山口
    山口県在住のミュージシャン一楽儀光(いちらくよしみつ)氏が「どらビデオ」という作品でヨーロッパのデジタル・アートのお祭りアルス・エレクトロニカでデジタル・ミュージック部門栄誉賞を受賞したそうです。

  • Yoshimitsu Ichiraku home page
    氏のプロフィールはこちら。もともと即興演奏の分野で活躍されていた方のようです。

    この作品のポイントはドラムセットをビデオの再生コントローラーとして利用するところで、
    バスドラムをたたくと〝再生〟、スネアは〝逆再生〟、スモールタムだと〝2倍速再生〟
    といった感じになるんだそうです。

    自作の映像をプロジェクターで映写しながら、ドラムのパフォーマンスを行うという演奏家は既に海外にいるんですが、ドラムで再生コントロールもしながらプレイするというのはまた斬新です。

    ドラムで映像をコントロールするアイデアは一楽氏から出たようですが、そのためのシステムは山口情報芸術センターのスタッフが協力して作ったものなのだそうです。この山口情報芸術センターは、メディアアートに力を入れる施設として作られたということなんですが、建設時には反対運動も起こったらしく、そういった背景もあって山口情報芸術センターは市民参加を重視
    していたそうです。このように地元のアーティストとのコラボレーションが成功したことは実績として大きいでしょうね。

    んで、このドラビデオですが
  • ドラびでお - Google 検索
    どんな感じのパフォーマンスか動画を探してみたんですが、全然見つかりません。以前DVDの発売が予定されたらしいんですが、著作権に引っ掛かるということで発売直前にやめたんだそうです。

  • Macaroni Records
    こちらに書かれてますが、
    2004年7月に発売されたDVD「ドラびでお第一集」は
    著作権侵害、名誉毀損、猥褻物陳列罪等のDVDで考えられる
    法律すべてパーフェクトに触れ、ギネス級の違反物と賞され発売直前に絶版。
    なのに、ラフォーレ2005年夏のグランバザールCMに出演が決定している模様!
    良いも悪いも、とにかく激注目のミュージシャンなのデス!
    絶版だけは勘弁してネ!
    まあちょっときわどいところも持っているようですね。

    アボカズヒロくんはこれを知っていて、「ライヴはめちゃくちゃ盛り上がる」って言ってました。金正日のニュース映像とか使っちゃうとか。そりゃ盛り上がらんこともない!

    それでDVDは通販では探してもなかなか扱ってないけど、東京の小さなレコード屋なんかでは売ってるって。なんかタワレコにも置いているという情報も。
    理由は1945年8月15日正午、ヒロヒト天皇が初めて肉声をラジオで公開し、
    敗戦と無条件降伏を発表してから60年後となるこの日の方が玉音放送のごとく、
    リリースできるのかニャー???なんて思ったからです。
    そして今年の終戦記念日にはどらビデオのCDをオフィシャルにリリース(試聴リンク)。玉音放送がもしかしてサンプリングされるんでしょうか。

    玉音放送といえばこのどらビデオの人とは別ですが、こんなインスタレーション作品を最近見つけました。

    その他、あまり山口情報芸術センター関連のページで興味を持ったページ書いときます。
    18th Typhoon Rolled Up YCAM Roof
    山口情報芸術センター開館1周年記念シンポ
    ||| mas o menos - LIFE |||

    追記:
    どらビデオ、なんとNY公演もしてます。
    大友良英のJAMJAM日記-はてな版- - ジャパンソサイティ2日目
    view from elsewhere - オンキョー・マラソン2日間@NY

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