どらビデオ ~ドラムキットで動画再生

>>サンデー山口
山口県在住のミュージシャン一楽儀光(いちらくよしみつ)氏が「どらビデオ」という作品でヨーロッパのデジタル・アートのお祭りアルス・エレクトロニカでデジタル・ミュージック部門栄誉賞を受賞したそうです。
氏のプロフィールはこちら。もともと即興演奏の分野で活躍されていた方のようです。
この作品のポイントはドラムセットをビデオの再生コントローラーとして利用するところで、
バスドラムをたたくと〝再生〟、スネアは〝逆再生〟、スモールタムだと〝2倍速再生〟といった感じになるんだそうです。
自作の映像をプロジェクターで映写しながら、ドラムのパフォーマンスを行うという演奏家は既に海外にいるんですが、ドラムで再生コントロールもしながらプレイするというのはまた斬新です。
ドラムで映像をコントロールするアイデアは一楽氏から出たようですが、そのためのシステムは山口情報芸術センターのスタッフが協力して作ったものなのだそうです。この山口情報芸術センターは、メディアアートに力を入れる施設として作られたということなんですが、建設時には反対運動も起こったらしく、そういった背景もあって山口情報芸術センターは市民参加を重視
していたそうです。このように地元のアーティストとのコラボレーションが成功したことは実績として大きいでしょうね。
んで、このドラビデオですが
どんな感じのパフォーマンスか動画を探してみたんですが、全然見つかりません。以前DVDの発売が予定されたらしいんですが、著作権に引っ掛かるということで発売直前にやめたんだそうです。
こちらに書かれてますが、
2004年7月に発売されたDVD「ドラびでお第一集」はまあちょっときわどいところも持っているようですね。
著作権侵害、名誉毀損、猥褻物陳列罪等のDVDで考えられる
法律すべてパーフェクトに触れ、ギネス級の違反物と賞され発売直前に絶版。
なのに、ラフォーレ2005年夏のグランバザールCMに出演が決定している模様!
良いも悪いも、とにかく激注目のミュージシャンなのデス!
絶版だけは勘弁してネ!
アボカズヒロくんはこれを知っていて、「ライヴはめちゃくちゃ盛り上がる」って言ってました。金正日のニュース映像とか使っちゃうとか。そりゃ盛り上がらんこともない!
それでDVDは通販では探してもなかなか扱ってないけど、東京の小さなレコード屋なんかでは売ってるって。なんかタワレコにも置いているという情報も。
理由は1945年8月15日正午、ヒロヒト天皇が初めて肉声をラジオで公開し、そして今年の終戦記念日にはどらビデオのCDをオフィシャルにリリース(試聴リンク)。玉音放送がもしかしてサンプリングされるんでしょうか。
敗戦と無条件降伏を発表してから60年後となるこの日の方が玉音放送のごとく、
リリースできるのかニャー???なんて思ったからです。
玉音放送といえばこのどらビデオの人とは別ですが、こんなインスタレーション作品を最近見つけました。
その他、あまり山口情報芸術センター関連のページで興味を持ったページ書いときます。
18th Typhoon Rolled Up YCAM Roof
山口情報芸術センター開館1周年記念シンポ
||| mas o menos - LIFE |||
追記:
どらビデオ、なんとNY公演もしてます。
大友良英のJAMJAM日記-はてな版- - ジャパンソサイティ2日目
view from elsewhere - オンキョー・マラソン2日間@NY
0 件のコメント:
コメントを投稿
登録 コメントの投稿 [Atom]
<< ホーム