国内盤レビュー

経済の空洞化が進んで、これからの日本は超ヤバイ!!依然とした音楽界の慣習的な横並び意識、そして均質化に叛旗を揚げろ!

土曜日, 6月 19, 2004

Artists with Yamaha 「Making Trumpet」

Yamahaが新しく立ち上げたArtists with YamahaArtists On Broadband 「Making Trumpet」にはかなり見ごたえのある映像レポートがあります。トランペットやサックスが作られる過程を海外のジャズ・ミュージシャン達がレポートしていたり72歳のベテランの(なぜかこれまたジャズの)ミュージシャンがYAMAHAを愛好しているというインタビューなどの動画が見られます。不勉強ながら彼らジャズミュージシャンのことは知りませんでしたが、YAMAHAを好きだという気持ちはなんとなく伝わってきます。トランペット奏者は、トランペットの型金を片手にYAMAHA見学をいかにも楽しそうに行いながらレポートしています。

YAMAHAの従業員の40%以上は何らかの楽器を演奏する、という話も初耳、というか今までこんな話なんで誰もしなかったんだろう、と思いました。楽器は従業員が一つ一つ音を確認してから出荷していると。面白いですね楽器メーカー。このビデオ14分と少し長いのですが、最後はとっておきのおまけもあります。

日本の技術力、ということだけなら、別に楽器製作の分野でなくてもプロジェクトXでも見てればいくらでもわかるんですが、こういう良質のクラフトマンシップというのは実はこの分野の企業ならではのものです。楽器は半導体だの入ったハイテク機器などと違って、中国・台湾あたりのコピー工場で作れるものではないのです。

以前Yahooオークションで中国製のヴァイオリンを買ったときは痛い目を見ました。ええ。

参考ページ:
戦前のヤマハの企業活動(1887-1944)|IR・会社情報|ヤマハについて|YAMAHA

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