エレクトロプランクトン
タッチペンで画面をなぞることで、画面や音が変化するゲーム「エレクトロプランクトン」。一応遊びの要素が入ったメディア・アート作品ということになっています。ただしメディア・アート作品とかあるいはデジタル・アート作品というとこれまでは美術館やギャラリーといった場所で"展示"されるものであることが多く、ゲーム専用機のソフトウェアとして市販されたことはおそらく初めてだと思います。
エレクトロプランクトン ELECTROPLANKTON
こちらが公式ページ。ゲームに出てくるプランクトンたちの紹介と、実際にゲームをプレイした人達の様子が見れるのが面白いです。
またこのエレクトロプランクトン展ではエレクトロプランクトンの“ルミナリア”を使って、ヴァイオリニストとライヴ・パフォーマンスを行ったとのこと。携帯電話にしろゲーム機にしろ、携帯できるものを、生演奏と合わせるという方向は特に興味深いと思います。さらにメディア・アーティストとして岩井俊雄は、
自分は門外漢だからと前置きをしつつ、ゲームというカルチャーの中に、作品名と作者名がセットになって出ているものが少なく、本や音楽を引き合いに出し、作家名をアピールすることの必要性を訴えていたこういうこともしっかりと言ってくれています。これからはもっとゲーム作家の名前で売れる時代になってもいいのかもしれませんね。作家名でなくても、例えば制作チームの名前をラベルに表記すれば購入する側の参考になるかもしれません。音楽でのレーベルのようなものとして。
トークショーの最中、売れることに不安を抱いている岩井氏を宮本茂氏が「買わないのは世間が悪い」と一蹴したそうです(笑)岩井俊雄というと、僕はデジタル・スタジアムのような番組に出演していることがぱっと頭に浮かびますが、宮本茂氏なんかがあんな番組に出たらおもしろいでしょうね。
Amazonのカスタマーレビューを見ると、評価が割れてますね。ただし音楽と比べると、ゲームのレビューはやや票が割れる傾向にあるようですが。ゲームのレビューって確かに難しいかもな。
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