音楽のために人はニートになるしかないか
思い切って会社やめちゃおうぜ!
([キャリアプランニング]All About)
ニート生活がもたらす「パラシュート効果」&「リチャージ効果」で切り抜けよう、という積極的ニート生活のすすめだそうです。今まで否定的にだけ捉えられてきたニートですが、ニート生活の必要性について新しい視点で取り上げた記事です。例として楽天の三木谷社長などを挙げ、銀行マンとしてキャリアを積んだ後、すぐにITの世界に行ったのではなく、様々な事業の可能性を探った休養期間があったということを指摘しています。銀行に勤務していた時から、後の楽天副社長の本城慎之介氏とは知り合いだったそうですが、そこら辺どうだったんでしょう。詳しく知りたい所です。
堀江モンも確かNHKの特番で、「自分もニートのような生活をしていた」というコメントをしたそうですが、ベンチャー立ち上げには、やはりニート期間のようなものも必要だということでしょうか。
働く女性へ 積極的フリーター論
([キャリアプランニング]All About)
こちらはキャリアカウンセラー藤井佐和子さんのインタビュー。「期間限定のフリーター」も選択枝の1つであるとしています。音楽活動を続け、それを仕事として立ち上げるまでも、やはりニート状態になるケースは多く、やはり自分で収入をどのような形で確保していくかということは、大きな問題です。
ニートだけに言えることではありませんが、とにかく緩くても計画を設定して、想定の範囲で生活することがやはり大切な気がします。
ところで上のインタビュー記事に出てくるキャリアカウンセリングという仕事、あまり知られていないと思いますが、音楽関係にもこういう仕事って必要じゃないでしょうか。
音楽を仕事にしたいという人もやはり自分のキャリアというものをどう形成していくか、そもそデビューすらどうしたらよいものか、とかなり迷うものだと思います。オーディションを受けたり、デモテープを送る以外に、家族や親戚が音楽事務所の社長だったとか、有名なミュージシャンだったとか、そんな恵まれた環境が整ったケースはなかなかあるものではありません。学校に入った人の場合は先生がコネを持っているという場合もありますが、音楽関係の場合、特に自分の音楽をメジャーに売り込む選択肢は限られたものです。
ネットミュージシャンのメジャーデビュー、いまだ険しい道のり
(CNET Japan)
こんなアメリカのニュースもありました。インターネットラジオで頻繁に配信されたミュージシャンも大手レコード会社と契約が成立せず、独自のレコード会社を創設したという記事です。
レコード契約以前に既に人気を確立しているミュージシャンはもしかすると商業的には手を付けにくいのでしょうか。
最近日本の音楽界ではミュージシャンがどんどん低年齢化していますが、その背景に下手に手間のかかる大人を使うよりも、何もわからない子役をマニュアル主義で機械的にアイドルに仕立て、予算・時間とも節約したいという思惑が感じられます。時間や手間のかかるプロダクションが敬遠されるといったことも言えるのではないでしょうか。
インターネットという、宣伝の仕方にしろ何にしろやり方が従来とは異なる世界での評価が高いことを嫌う保守的なA&Rがいるかもしれませんね。音楽で飯を食うためにインターネットでメジャー進出の機会を伺う、そんなストーリーは何年も前から語られていますが、それほど成功を収めた例は多くはありません。
なんてったってアイドルファンド…1口1万~5万
(Yahoo!ニュース - 夕刊フジ)
ニートになる、売れる音楽を作る、あるいはアイドルになる、そういったこと以外に音楽を毎日の仕事にするためのよい選択肢を用意することはできないのでしょうか。
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