国内盤レビュー

経済の空洞化が進んで、これからの日本は超ヤバイ!!依然とした音楽界の慣習的な横並び意識、そして均質化に叛旗を揚げろ!

土曜日, 11月 06, 2004

キャッシュが持つ証拠能力 ~クイック・ジャパンはHIFANAをFIFANAと書いた

先日、クイック・ジャパンという雑誌のイヴェントについて取り上げた際HIFANAがFIFANAと間違われて告知されていた、という問題が発覚しました。今グループの評価が国際的に高まって彼ら忙しくなってきている中、単なる出演者変更による偶然かもしれませんが、うちでそれを指摘した数時間後にFIFANAの文字は削られていました。ただしGoogleでFIFANAを検索すると、未だにクイック・ジャパンの告知が方々に残され、誤字のまま掲載されコピーされたことを物語っています。
さて今回の件、なぜこのような経緯に至ったのでしょうか。以下仮説。

1、単に出演交渉がうまくいかず、削った時期がたまたま指摘された直後だった。
2、HIFANAは国内盤レビューの読者だった(読んだ後、即キャンセル)。
3、編集部はFの字にこだわりがあったと思い込みがあり、残念そうに彼らにお別れを告げた。

それにしても最新号で取材した相手の名前を間違えるとは!

先日読売新聞紙上で、直木賞作家の山本一力が、自分の新聞配達時代を振り返りながら今のメディアについて下のように語っていました。
「デジタルによって映像の証拠能力が落ちている」
そう。デジタル化によって、画像にしても映像にしても容易に修正することができるようになったので、一目で真偽を見分けにくい時代になったものだ、ということを語っていました。だからこそ、今は文字が必要な時代だと。

まあ報道の正確さの問題とアーティスト名をうっかり間違えることはまた違うんですが、気をつけないと間違いを消した後もGoogleのキャッシュに残っていたり他のサイトにその形跡があったり、デジタル時代にはそれらが客観的な証拠になってしまいます。

計らずも今回はそういった時代の到来を感じさせるに足る出来事であったと思います。FIFANA、衝撃的でしたね。キーボード的に見て、HIFANAは単なる打ち間違いでFIFANAにはならない。


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