国内盤レビュー

経済の空洞化が進んで、これからの日本は超ヤバイ!!依然とした音楽界の慣習的な横並び意識、そして均質化に叛旗を揚げろ!

火曜日, 5月 10, 2005

nintendogs シームレスな遊びのあり方

ニンテンドーDSやPSPといった携帯ゲーム機の無線を利用したゲームの対戦などが注目を浴びています。最近海外のサイトで行われた実験ではスカイダイビングしながら対戦したとか、高速道路を走る車同士でもできたとか、走る電車の中で、大きな交差点を挟んで、様々な場所で時にアクロバティックなまでにその可能性が検証されていました。その高度なアクセシビリティというか、単純に楽しそうですね。

任天堂、岩田社長よりWiFiを利用した無線通信サービスに関するコメントを独占掲載!!
(impress watch)
音楽とは直接関係ない話題ですが、任天堂の岩田社長が無線通信機能が搭載されているニンテンドーDSを使った無線サービスに関するコメントが興味深かったです。

販売店を中心に全国1000箇所程度のアクセスポイントの設置を構想していることや先日発売されたnintendogsによるすれ違った人同士の交流の様子をネット上で確かめることができるといったことについて触れています。

Google 検索: nintendogs すれちがい
Amazon.co.jp: 検索結果 ゲーム: nintendogs
ざっと検索しただけでも、このヴァーチャルペットを育成するゲームに対するユーザーのはまりっぷりがすごいですね。
実際に目の前にいる人達との遊びがシームレスに広がったように感じられる仕組みの実現
コメントの中では、この「シームレス」というキーワードが何箇所かで使われています。シームレス、ようするに「継ぎ目がない」とかそういう意味の単語ですが、これは音楽活動を考える上においても重要なキーであるように思います。CDやDVDでミュージシャンに触れる、あるいはライヴで実際に目のするといった形で、ミュージシャン達の実像を皆どれぐらい理解できているのかと時々疑問に思う時があります。雑誌やTVで取り上げられる"アーティスト"と呼ばれうる人達は、我々からある一定の距離が置かれ、現実世界から囲われたような状態で存在する格好になります。芸能人が、セレブセレブと囃したてられるようになったのはつい最近になってからですが、どうしてだかメディアに出ているだけで、特別な存在になる場合があります。
「どんな人なのかも判らないのに、一緒に遊んで楽しめるのだろうか」、「初心者の自分が入っていくとバカにされるのではないか」という心配をする方も少なくないでしょう。
こういった心配をする人はゲームの世界だけではなく、一般に音楽についても存在しています。音楽をやって有名になっていく間、音楽をやる人と聴く人の境目ができてしまうことは避けられないのでしょうか。

街角だろうが電車の中だろうが空中だろうがもっと自由に対戦したりしたい、と思う人がゲームの世界にいるように、音楽をゲームの世界と同様に捉え、もしそういった人同士で自由に繋がることができるとすれば、もっといい世界になるような気はしますね。

0 件のコメント:

コメントを投稿

登録 コメントの投稿 [Atom]

<< ホーム