国内盤レビュー8月の目玉は、「風船おじさんインタビュー」
今のところ実現できるか詳細は不明です。実現できたら、当サイトが取り上げる
2人目のセレブリティーということになります(しかも死んでるかもしれない)。
そもそも風船おじさんのことを調べたきっかけは、
「僕が見た秩序」で『風船おじさんの娘さんデビュー』というネタを読んだことでした。風船おじさんの娘がCDデビューした!!とのこと。
fから生まれるセンティメント・ヴァイオリン
まだデビュー作ということで、演奏はうまいですがどことなく頼りなげなところもあります。もしかしたらそれは浮遊感と呼んでもいいのかもしれませんが。
この娘さんのご家族は音楽一家だそうで、お母さんは国立音楽大学ピアノ科講師で、ついでに風船おじさんもピアノ調律師だということがわかりました。
Famirosa harmonyというユニットを組んで家族でCDを出していたり、演奏活動をされているということ。しかし一つ気になったのは、
Famirosa harmony(ファミローザ・ハーモニー)は、正真正銘の血縁関係にある音楽ファミリーです
なんでこんな書き方をするのだろう?と(しかも太字だし)訝しく思ったのですが、このご家族の長女である恵美子さんのコラム
「emiのいつも、音楽といっしょ」を読んで謎が解けました。風船おじさんは元々こちらの家族と仲良しで、血縁関係はないものの、継父という形で家族になったとのことです。元々風船おじさんは、鳴き砂を保護のメッセージをアメリカにも伝えるということを目的にああいった活動を行ったとのこと。今でも残されたご家族で演奏活動に加え鳴き砂保護の運動にも力を入れています。
石英の砂粒は、きれいな水や空気の中で充分洗われると表面の摩擦係数が極端に大きくなるという特性があります。そのため、触れたり踏んだりして砂に力が加わったとき、ある限界まではグッともちこたえますが、さらに大きな力が加わると耐えきれずに動きます。動けば加わった力が開放されて砂は静止します。これを繰り返すことによって、砂粒がばらばらでなく一団となって振動し始めて音が出るわけです。
つまり鳴き砂ってきれいな砂の集合による共振現象なんですね。
で、風船おじさんのその後の話なんですが、
ネット上では、いくつかの「風船おじさんはアラスカでドイツ探検隊により凍った遺体で見つかった」というニュースがあって、例えば非公式大阪教育大学熱気球部元ページ
裏 FAQ集などを始め、何箇所ものHPで本当のような感じで書いてあるので、かなり本気にしていました。ところがどのページにもニュースソースがないんですね。稀に、ニュースサイトにリンクが貼ってあったりもしましたが、1年ぐらい前のニュースのためリンク切れ。確認が取れません。
その他に
風船おじさんにアドバイスを与えていたという
粉体工学の先生のHPとかも出てきましたが、結局よくわからない。
前述のfumikoさん曰く、「今もどこかを飛んでいる父も、きっと大喜びしてくれていると思う」。
これ彼女の2004年6月時点のコメントですから、全く知らないかすっとぼけて死んだことを認めてないのか、本当にまだ見つかってないか、そのどれかです。
pblog: 風船おじさんの娘、fumiko女優デビュー
それでこちらの
pblogというサイトのまとめ記事で、大体ことの成り行きがつかめてきました。情報元ははっきりしないまま、いつのまにかネット上で死亡記事が流され、それを女性セブンが記事にした、というところまでははっきりわかりました。
「風船おじさんが太平洋を越えて、アラスカ辺りまでせめて行ってたらなあ」というネット上の情報を 女性週刊誌がネタにして、それを見た人がさらにネットで話題にして、という風に尾ひれが付いて希望観測的な死亡記事が本当のように行き交ってしまったようです。
とここまで昨日の夜には、大体解明できたのですが、調べ疲れてそのまま僕寝てしまったんですね。いくつかのサイトからリンクも貼られていたんですが、寝てる間に昨日の晩から
アクセスが急増。何時の間にやら大手サイトにリンクされ、DOKAKAインタビューの時の倍ぐらいのアクセスが集中。
いかに世間が風船おじさんを気にしているのか
よくわかりました。
Dokakaさん用に風船を付けるハーネスを早速発注しました。
もちろんまだまるっきり嘘の話だと断定する根拠もないんですが、今回一つわかったのは女性週刊誌がネットの情報をそのまま記事にしちゃうんだってこと。
国内盤レビューは無断転載とかOKなので、どんどん使ってもよくってよ。
次回はちゃんとfumikoのCDをレビューします。